34歳でスゴく好きな人と結婚できた

33歳からの婚活~結婚~出産~子育て日記 マイホーム建築予定!

婚活からの〜結婚〜妊娠〜出産〜子育て。 田舎の片隅から日常を綴るブログ マイホーム建築予定

お産で亡くなる人もいるしなぁ、私も力尽きてしまったらどうしよう…等と考えながらもう微力でいきんでいた。


昨日叫び声聞こえたけど、あんな声出す力なんてないよ…。昨日の人はすごかったんだな。



世のお母さんは皆こんな思いをして出産しているなんてすごい…。


1人でコンビニのトイレとかで産み落とす若い子とかすごすぎない?色んな意味で神経いかれてる。



陣痛の合間の気絶タイムに色々な事を考えつつ、力は出ないけど嫌でも陣痛の波が来てへにゃへにゃいきんでいた。


助産師さんが「今赤ちゃんも苦しいの頑張ってますからねー、お母さんも頑張りましょう」と言ってくれた。


聞いたことあるセリフだと思ったけど、我が子が頑張ってると考えるとやっぱり力が出て、これで最後だ!といきんだ。


するといつの間にか先生が登場していて、お股に電流が走ったかのような痛みとともに、出た!!!






しーん。







ちょっと遅れて産声を上げたーー良かった!!


泣き虫の私だからきっと産まれたら号泣するに違いないと思っていたが、


( ^ω^)・・・はあーーうまれたぁーーー大変だったぁーー死ぬかと思ったーーーこりゃ2人目は無理だなぁ…


というのがその時の感想で、涙は出なかった。


赤の他人の出産レポで泣いていたくらい泣き虫なのになんたること。


結婚式の時もそうだったけど、当事者になると冷静になるのか、はたまたイッパイイッパイでボーっとしてしまうのか。


事前のバースプランでは写真を撮ることを希望していなかったが、『赤ちゃんと写真撮りますか?』と聞いてくれた。


死ぬほどブスな顔だと承知していた私は遠慮して我が子のソロ写真だけ撮ってもらうことにして、赤ちゃんは綺麗にしてもらいに処置室へと移動した。



因みに心配していたうんこは、助産師さんがいきむ度に押さえててくれたので大丈夫だった。


痔にならないようにかな?


一仕事終えて、安堵して横たわっていると、私の処置も始まった。


お腹をおさえられながら胎盤が出される。


デュルンッ


という効果音がこれほど似合う場面があっただろうか、というほど爽快に出た。めちゃくちゃスッキリした。


そして先生の手によりお股を縫われることに。


会陰切開は必要ならばしてくださいと言っていたができれば切りたくなかった。


が、あの電流の痛みは切った痛みだったのだ。


チクチクチクチク


痛い。


心の中で思っていたが声に出ていた。


( ^ω^)・・・「いたいいたいいたいいたい」


先生「中の方が結構裂けててねー」


( ^ω^)・・・え!?中の方!?中って何!?穴の中!?どういうこと!?!?!?



鍛えていた骨盤底筋よサヨウナラ…


その後お腹を押されて残っていた血を出されるが、これもお腹が痛い。


また声に出ていた。


助産師さん「痛いねー、だけど血を出しておかないといけないからねー」





こうして搾りカスとなった私の元へ、母親と我が子が来た。
 

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母親が旦那へ連絡をしていてくれて、後で来るとのこと。


血圧を下げる薬を投与されていたが、この点滴が中々終わらず通常2時間のところを5時間も分娩室で横たわることになった。


その後志村けんのお婆さんのコントのように震える体で個室へ移動後、旦那と再会。


旦那が部屋に入ってきた瞬間、涙があふれてきた。


ここで泣くんかーいと思ったが安堵したのだろう。



結局、私のお産は陣痛促進剤を投入してから4時間ほどで生まれた。


長く感じたが、もーっと長く耐える人もいるし女性ってすごいな。




そんな2人目無理と思った私も、現在2人目を作ろうとしている今日この頃である。











うんこを気にしながら陣痛に耐えていた時、助産師さんが言った。


「子宮口9cmだけど、血圧も気になるしもう分娩室にうつりましょう」


( ;∀;)・・・あれ?帝王切開にならないの?大丈夫?


陣痛の波が遠のいた隙に隣の分娩室へ移動。


だが途中で波が来て、しゃがみ込みながら何とか分娩室のベッドに横たわる。


助産師さん「足をここに置いて、波が来たら2回息を大きくはいて、その後いきんでください」


( ;∀;)・・・そんなに大きく息はけない!!!


しかもいきむ時に横にある柵のような物を握っているが、力を入れるとグラグラする。


なんということでしょう。


他の人の出産レポの中に『握るバーの立て付けが悪くていきみづらかった』と書いてあったが、まさか自分がそれにぶち当たる事になるとは…!!!


ここら辺が私の微妙な運の無さである。


そして昨日から吐くことを懸念してご飯を食べなかった事で、力が出ないという障害が発生した。


( ;∀;)・・・いきむのにこんなに体力消耗するん…?それとも私が歳をとってるからしんどいの…?


足は生まれたての小鹿のようにブルブル震え、柵もブルブル震え、私の渾身のなけなしの力がうまく入っていないのが分かる。


そして顔は生まれて1番ブサイクな顔をしているのも分かる。


でも、しんどすぎてもはや顔もウンコもどうでもいい。


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旦那が見たら幻滅しそうなくらい酷い顔をみかねて、助産師さんが汗をぬぐったりお茶を飲ませてくれたりした。


あ~今すんごいブスな顔してるなぁ~でも口閉じる体力もないや~と思いながら、陣痛の合間に気絶(寝る)し、またいきむを繰り返していた。




助産師さん「頭が見えてきましたよー触ってみますか?」


( ;∀;)・・・無理です!!!


そしてまたバンビはいきむを繰り返した。


( ;∀;)・・・頭見えてきたのまだ出てこないの?






力つきてきた時に、壁にかかっている時計を凝視しながら助産師さんへ聞いてみた。


( ;∀;)・・・「あと、どれくらいかかりそうですか?」


助産師さん「あと1時間くらいかなー」



( ;∀;)・・・えっ!?あと1時間も耐えるの?しぬぜ?



そして次の陣痛が来た時に私はか細い声で訴えた。



( ;∀;)・・・もう切ってくだしゃい…



助産師さん「大丈夫よー!頑張って!」




私の脳内メーカーにという文字が入りだしてきた。







えー

妊娠中期事、事前に助産師さんとの打ち合わせで、『どんなお産にしたいですか?』と質問があり、
『リラックスして臨みたい』と答えていた。


陣痛なうの現在、きっとリラックスできるBGMを流してくれているに違いないが、微塵も聞こえやしない。


もはやリラックスとは一番かけ離れた所にいる。


相変わらず息するのにも必死で、腰上でのブルドーザーによる大突貫工事の痛みにひたすら耐えていた。


普通に陣痛からくる人はこの痛みを自宅で耐えてるの?信じられない…。







そして血圧に異変が出た。


高いのだ。


妊娠中、妊娠高血圧症にはならなかったが、うちの家系は血圧が高めである。


このままだと頭の血管に異常が出るかもしれないとのことで、助産師さんが先生に連絡を取り出す。


あまりに上がり過ぎたら帝王切開になると改めて告げられた。


「恐れていたフルコースか…それならもういっそのこと早めに切ってくれ…」なーんて思い始めていた。




先生と連絡を取り終わった助産師さんが、「いきんでいいですよー」と言ってきた。


( ^ω^)・・・え?子宮口全開じゃないのに?しかも陣痛室で?あたいの血管大丈夫?


びびりながらも力を入れると、残っていた羊水が出てきた。


1回いきむと、もう陣痛に合わせて勝手に体に力が入る。







ぷぅ







(;・∀・)・・・あっ///恥






助産師さん「気にしなくていいですよー」






出産するにあたってかなり検索していたワード


「出産時 オナラ」「出産 ウンチ」


5歳児が大喜びするワードである。


私調べによると結構オナラもウンチも出ている人が多数いたので安心していた。


だが、いざとなるとやっぱりちょっと恥ずかしい。


うんこは避けたい。


この時は、ヒィヒィ言いながらも、そんな事を考える余力がまだあった。

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遂に陣痛促進剤を投入された。


最初は微量で徐々に量を増やしていく。


とりあえず、旦那と家族に連絡しておいた。


ちなみに、私達夫婦は立ち合い出産しない選択をしていた。


旦那にヒィヒィ言っている所を見られたくなかったし、当たり散らしたりもしたくなかった。


なので旦那は普通に仕事に行ってもらい、産まれたら来てもらう事にしていた。


投入して数十分後。


( ^ω^)・・・痛い


早くも効いてきたのである。


その頃には母親も到着していたが、「痛い」しか喋れない。


ちょっと、痛くなるスピード早すぎない?


これはあかん。


痛すぎてうまく息が出来ず過呼吸のようになる。(なったことないけど)



促進剤投与して2時間ほど経った。


私の陣痛は腰にくるタイプだった。


腰回りをブルドーザーでガンガン轢かれたあげくに引っ張り千切られるような痛み。


助産師さんの腰のさすり方が超ピンポイントで助かる。


痛みに耐えきれず、シャイで恥ずかしがり屋な私ですら、初対面の助産師さんに「痛いーー!(訳:さすって)」と言う程痛い。


助産師さんが、たまに部屋を離れる時はロミジュリのように別れを惜しむ。


行かないでぇぇぇぇぇぇぇぇ


もちろんその間は母親にさすってもらう。



しばらく腰上でブルドーザーの大工事が行われた後、子宮口の開きを見てもらう。








助産師さん「5センチですねー」









( ^ω^)・・・うそだろ!?!?!?!?

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あと残り5センチ開くのにどんだけ痛いの続くの?




もう限界。




そしてひっそりと私の血圧も限界に近づいていた。







母親と2人で陣痛室にてまったりとしている所へ突如聞こえた悲鳴。


( ^ω^)・・・「今の何?外から聞こえた?」


母「外を通った幼稚園児の奇声でしょー」


( ^ω^)・・・「あーなるほどね」



『いたいよおおおおおおおぉぉおぉぉぉぉぉ!!!!』



( ^ω^)・・・


母「・・・」




『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』




( ^ω^)・・・「これってもしかして…」


母「分娩室から聞こえるね」


( ^ω^)・・・「ぅわぁ…」心臓バクバク




今まさに隣の部屋で出産に臨んでいる人の叫び声だった。


まったりムードから急に張り詰める私たち。









『おぎゃあ!』








う、産まれた!!!嬉



出産を目の当たりにして(声だけ)感動する私たち。


定期回診しに来た助産師さんに、「さっきの声聞こえちゃいました?聞くと怖くなっちゃいますよねーアハハ!」と言われた。



はい!こわいです!



夜、仕事帰りの旦那とも普通に会話して、陣痛も来ずお風呂にも入れず緊張したままゴロゴロして入院1日目は終わった。

 





朝方、生理痛のような痛みを感じて目が覚めた。
 


やっと陣痛きた!?


ここで颯爽と、準備していた陣痛アプリを起動させる。



だが感覚をはかりながら、微弱すぎたのかまたスヤスヤ眠りについてしまっていた…。


朝になり、助産師さんに「少し陣痛きたかも」と伝え、子宮口を見てもらったが全然。


ニコニコしている私に先生が『まだ笑顔だね、余裕だね~促進剤を打ちましょう!』と言われ、念のため緊張帝王切開の念書にもサインをした。


陣痛の苦しみからの帝王切開というフルコースだけは避けたい。


そして8時、促進剤が投入された。


まだ家族は誰も来ていない朝、私の戦いの火蓋が切って落とされたのである。









陣痛も全然来てないし子宮口も全然なので、旦那には仕事へ行ってもらい私は陣痛室へ移動となった。


実母が来るまで、1人で陣痛室でゴロゴロして暇を持て余した神々と化していた。



点滴されているため身動きが取りづらい。

TVがない。

本来なら、陣痛が来て分娩室へ移るまで頑張る部屋だからそんなものいらないのだろう。



暇だ。



そんな私の元へ助産師さんが来て、新生児室へ赤ちゃんを見に行かないかと言ってくれた。


点滴のガラガラを引き連れて、生まれたての赤ちゃんをガラス越しに眺める、小さくて可愛い。


私も、もうすぐでお母さんかぁ〜
でもまだどこか他人ごと。



母親に漫画を持ってきてもらい、漫画を読みながら世間話したり、漫喫にいるかのような平和な時間が流れる。


陣痛を促すために運動した方が良かったのかもしれないが、私の場合はその指導は無かった。


ご飯が運ばれて来るが、陣痛が来た時や帝王切開時に痛みで吐くという他人のブログばかり読み漁っていたので、あまり食欲がわかず食べられなかった。


ゴロゴロという文字がゲシュタルト崩壊しそうなくらいゴロゴロしていた。






その時。





『キャアアアアアあぁぁー』




という悲鳴が。


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バーロー!

















朝方、水風船が破裂するような『プツン』という音がして目が覚めた


( ^ω^)・・・噂には聞いていたけど、まさか破水した音?


でも水が出てきてる様子はないし、とりあえずトイレに行っとくかって感じでトイレへ。


羊水がジャージャー出てきた。


止まらない。


会社員の時に毎朝の朝礼時に力を入れて鍛えていた骨盤底筋でどうにかなるもんじゃない。


どうしよう。


40cmの夜用特大ナプキンをもってしても意味がない。




旦那に「破水した」と言うと、飛び起きた。


そして病院へ連絡を入れてくれるも、名前を名乗らずテンパっている。


そして私も産褥パッドの意味が分からないくらいテンパっている。


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産褥パッドは病院から入院時に貰えるセットに含まれていたので自分では準備していなかったのだ。


仕方がないので、落ち着いた所で40センチの特大を3枚重ねのモッコリ下着で車で病院へ連れて行ってもらった。



その頃は朝日が昇っていたが、通勤ラッシュに引っかからなかったので助かった。



病院に着いて、内診で子宮口の開きを見られた。


痛いと聞いていたが、私はそこまで痛く感じなかった。


それよりも夜用3枚重ねの方が恥ずかしい。


これから恥などとはオサラバするのだが…。


子宮口の開きはまだ1cm。


破水したので、感染予防のため点滴を打つ。


先生に『明日までに陣痛が来なかったら、促進剤を打つか帝王切開をします。』と言われた。



( ^ω^)・・・今日か明日に生まれるのか…!!!心の準備が…!!



臨月のルーティーン。


朝出勤の旦那と外に出て、フーフー言いながらお散歩をし、午前中は掃除。


午後からは、『ファイナルファンタジー12』という10年以上昔のゲームを引っ張りだしてゴロゴロしていた。


没頭しすぎて、いくつもの攻略サイトを網羅しラスボス手前まで行った後、サブイベントの攻略に燃えるという何の生産性もない作業をし、
そのままソファで昼寝のクソNEET生活を謳歌していた。



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私が通っていたクリニックは、37週を過ぎても内診などなく、子宮口グリグリもされなかった。


今のところ前駆陣痛も微塵も感じないし、初産だし予定日遅れそうだな〜と勝手に思っていた。




そこで、有名なジンクスを試してみようという事になった。


まずは、オロナミンⅭを飲むこと。

異常なし!!!


そして、焼肉を食べること。

異常なし!!!






と、思ったその日の夜中、具合が悪くなりトイレの住人へ。



陣痛か?と思ったが、どうやら違いそうだ。


ビッグウェーブが来たとともに、10年ぶりくらいにまさかのリバース。


( ^ω^)・・・つわりですら吐けなかったのに…


お肉が耐えられない体になってしまったのか…。




まぁ、もうジンクスはいいやと引き続きNEET生活に戻った。

38週目の検診でも『まだみたいですねー』と言われて、帰りにショッピングモールでウロウロしたり、完全に油断していたある日の夜中、破水したのであった。





( ^ω^)・・・ラスボスまだ倒してないけど!!????




自分で言うのも何だけど、旦那はモテる。


そして元カノの話を平気でバンバンしてくる。


付き合っている時は、年上だし、広い心でヤキモチは焼かないように努めていたが、妊娠して情緒が不安定になってからは、感情を抑える事ができなくなった。




旦那「前付き合ってた彼女が菅田将暉くん好きでさー」

( ^ω^)・・・で?





旦那「前付き合ってた彼女、顔が可愛くてー」

( ^ω^)・・・私にとっては死ぬほどどうでもいい情報なんだけど?





旦那「前付き合ってた彼女のSNSがー」

( ^ω^)・・・デリカシーって知ってる?





旦那「前、遊んでた女の子がさー」

( ^ω^)・・・もうええって





旦那「中学の時に付き合ってた子がー」

( ^ω^)・・・・・・





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号泣。


もー泣く。

とりあえず泣く。

すぐ泣く。

世間を騒がせたあの議員かのように泣く。



今は、結婚して子供も出来たんだし、過去の亡霊を戦っても意味ないのにって頭では分かっているけどなにせ情緒が不安定。


関係があった女性の話を聞くだけでモヤモヤして食事も喉を通らなくなるほどw


青春かよ。


同じような気持ちを持った人の知恵袋を見漁っては、前向きなベストアンサーをスクショして保存して読み返して平常心を保っていた。


武勇伝はもういいから、と、聞きたくない事を伝えると、今は控えてくれるようになった。


それでもポロっと言われた日には、未だにため息ついて落ち込んでプンプンしてヤキモチを焼いている。笑